iPadでブログ更新。

紆余曲折の末、iPad(Wi-Fiモデル32GB)を購入。iPhoneの更新を控えていること、予算の範囲内でできるだけ大容量にしたかったこともあって3Gモデルは見送った。
ちなみにこの記事は、Blog Press for iPadとBluetoothキーボードの組み合わせで書いている。

この三日ほどiPadをいじっていて感じたことを書いてみよう。

(1) 大画面+高解像度でのiPhone OS体験は非常に魅力的。
単に画面の大きくなったiPod touchとはよく言われるが、それだけのことで全然得られるものが違う(まあ、これも発売以後あちこちでよく言われていることなのだが)。

たとえばiPhoneやiPod touchでPC向けのサイトを見ることは別に不可能ではないが、いろいろと見づらいので積極的に見ようとは思わない。これがiPadになると、クローズアップしなくても普通に文字が読めるレベルの解像度でPC向けのサイトを見られるので、積極的に見ようという気になる。

標準のメール、カレンダーなどのアプリも大画面を生かした作りになっていて、それまで満足だったiPhoneでの見え方がもはや物足りない感じだ。iPadが「大きなiPhone」ではなく、iPhoneが「小さなiPad」ではないかという気さえしてきた。

(2) 処理速度+通信速度は非常に快適。
自分の中での基準がiPhone 3Gだったというのもあるだろうが、Safariの動作がサクサク。 ついでに802.11n、というより5GHz帯が使えるおかげで自宅のどこでもそれなりのスピードが出るのが嬉しい。

実はいちばん感心したのは、ラブプラスiがサクサク動いたことだったりする。iPhone 3Gでも動くには動いていたがやはりところどころ引っかかっていたのが、iPadでは非常に滑らかに動く。ネネさんはやはり素敵だと再認識した(笑)。

(3) 長時間の使用には重たい。
速度的にも使用感的にも快適、かつバッテリーも長くもつのでついつい長く使いがちなのだが、正直700g前後という重さは長く使っているとボディブロウのようにきいてくる。
ベッドで使うなら専用のアームでも用意したほうが良いかもしれない(VESAマウントに変換するアダプタが出たらしいので、市販の液晶用アームであれこれするのも面白い)。

とりあえず言えることは、今までネットブックを使っていた家庭内モバイルが完全にiPadに置き換わったということだ。
欠点もあるのは確かだが、使い始めてすぐ馴染む上に手放せないと感じるようになる(iPhoneで操作に慣れているからだが)稀有なデバイスだと思う。
電子書籍などもちらほら試しているので、アプリ面での感想はまたしばらく使ってから書こうと考えている。

Cyber-shot DSC-TX5を購入。

 近々ちょっとした旅に出るので、それに備えて防水デジカメが欲しくなり、あれこれ検討した末にソニーのCyber-shot DSC-TX5(以下TX5)を買った。オプションの撥水シリコンケースも同時購入。

 とくに水辺に行くわけではなくても、この手の防水・耐衝撃カメラは非常に便利だ。まず、少々ラフに扱っても大丈夫なこと。気を遣う荷物がひとつでも減るのはありがたい。雨の日や、カメラが汚れそうな砂ぼこりのひどい場所などでも構わず使えるのもポイント。少々汚れても、後で弱い流水か溜めた水に浸して洗えば済む。また、子どもに使わせる時もこの手のカメラならヒヤッとなることも少ないはず。

 画質を求めるならK-7やE-P1を使えばいいわけで、コンパクト機を買うなら一眼レフには出来ない“一芸”を持つ機種にしようといつも考えている。スイバル式でF3.5通し10倍ズームのCoolpix S10とか、最高1000fpsの動画が撮れるEXILIM FC150とか。今回は防水をそこに加えたい。

 ……というような言い訳を自分に対して積み上げ、貯まったビックカメラのポイント(+ソフマップカードからのポイント移動)でTX5を買った次第だ。

 惹かれたポイントは3点。
・防水&耐衝撃
・その割にスマートな見てくれ
・広角端25mm

 使ってみて気に入ったのは上記の他に3点。
・SDHCとMS Duo両対応(この記事によるとSDXCも対応らしい)
・レンズ前1cmまで寄れるマクロ拡大鏡
・スイングパノラマや手持ち夜景などの、連写速度を生かした機能

 とくにスイングパノラマは手でカメラを持ってぐるっと回るだけで、手軽にパノラマっぽく仕上がるのが非常に面白い。パノラマ写真というと三脚を立てて精密に撮影した後Photoshopで合成、というイメージがあるだけに、この手軽さがとてもいい。
 また、手持ち夜景モードも予想以上にノイズが少ないので驚いた。カシオのEX-FC150にもHS夜景という同様の機能があるが、ノイズの量ではTX5の方が一枚上手だ。TX5は6連写でFC150は3連写というのも画質に関係しているのだろうか。

 とはいえ、画質に関しては一眼レフと比べても意味はないし、細かいことを言えばキリがない。裏面照射型CMOSセンサーでも過度の期待は禁物。ただ、一眼レフで撮る気にならない場所や天気でも普通に使えるという利点を考えれば価値は十分にある(画質が少々アレでも写真が存在しないのに比べればずっとマシ)。

 画質以外の点で、気になったのが3点。
・油断すると左手の指が写り込む
・両手ホールドがしづらい形状と半押しが分かりにくいシャッターボタン
・マクロ拡大鏡と手持ち夜景、スイングパノラマと手持ち夜景、というような組み合わせができない。というかPモード以外はあまり自由がない

 ただ、そもそも凝った撮影よりも、基本はおまかせオート撮影モードでパシャパシャやるのが本来の使い方と想定されている感じなので、そのスタンスでお気楽に撮っていくのがベストなのかもしれない。

 防水・耐衝撃カメラはどうしてもゴツかったりちょっと変わった見た目のものがほとんどなので、普通の薄型タイプっぽいデザインというだけで既に貴重な一品だと思う。取り出しても大げさにならないから、食事の記録や雨の日用カメラとして活躍してくれそうなので楽しみだ。

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