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nasneのために買うのはアリ! 今さら感あふれるPS Vitaレビュー

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こんにちは、モバ(@yubile)です。

Digtal Grapherのこの記事を読んでたらZIPPOハンディウォーマーにググッと物欲が傾いたのですが、Amazonの配送予定が1日遅いので止めました。そういえば、Amazonは「何でも送料無料」を止めるみたいですね。せめてプライム会員ぐらいは維持して欲しかったところです。

 

さて、今日のネタは言わずと知れたソニーのゲーム機、PlayStation Vitaです。

「言わずと知れた」と書きましたが、ぼくの友人のひとりは(発売から1年以上経つにもかかわらず)存在すら知りませんでした。「PSPの後継機なんて出てたんだー」という感じです。まあもともと携帯ゲーム機にはあまり興味がなさそうなので、見かけても気づかなかったのでしょう。山手線などではチラホラ見かけるのですが、興味のない人にはPSPと区別しにくいでしょうし。

 

なぜ今Vitaなのか

いつかは買うつもりでいましたが、大きかったのはVita版torneの登場です。Sony Tablet Pでnasneの動画を観るようになってからVitaへの興味が加速度的に増し、ちょうど店頭でスターターパック(3Gモデル+4Gメモカ+みんゴル6)24,500円というのを見かけて衝動買いしてしまいました。ついでに「真かまいたちの夜」「初音ミク Project DIVA f」「ストリートファイターX鉄拳」も購入。ちょっと一気に買いすぎた気もします。

ちなみにVita OSはバージョン1.03だったので、とっととアップデートしちゃいました。もしかしてコレ、初回出荷分だったりするんでしょうか……。

 

ゲーム機としてのVita

発売から1年と少しが過ぎたVitaですが、もう「現時点で気になるタイトルぜんぶ買っちゃった」という感じです。ちなみに次に買う予定は「閃乱カグラ SHINOVI VERSUS -少女達の証明-」3DSの閃乱カグラはいろんな意味で面白かったので、今回も期待してます。

あと、「みんなといっしょ」はトロクロが可愛くて楽しいです。……まだフレンドがひとりもできていませんが。

ただ、ゲームハードとして考えると悪くないのだけれどいろいろ惜しい、というのが正直な感想です。特にボタンが小さいことと背面タッチ操作に説得力を感じないこと、スピーカーを親指で塞いでしまいやすいことが気になります。とはいえ有機ELはやはり綺麗ですし、操作系も慣れでカバーできる範囲ではあります。ぶっちゃけた話、スマートフォンのタッチパネルで遊ぶことを思えば相当に快適です。

また、後でも述べますが、DL版ゲームやDLCの購入がVita単体かPS3経由かに絞られ、Media goを使ったPC経由での購入ができないのが残念です。Vitaだとダウンロードに時間が掛かるし、PS3だと細かいDLCがたくさんある場合にひとつひとつインストールする羽目になり、非常に面倒(Media goなら複数選択して一括インストール可能)だからです。※勘違いしていました。PS3とVitaのやり取りは「コンテンツ管理」というVita側のアプリを使って行うのですが、PS3にダウンロードしたコンテンツを複数まとめてコピーすることが可能になっています。PSPよりもずいぶん便利になっていました。お詫びして訂正いたします。

 

ガジェットとしてのVita

ブラウザ、メール、twitter、Skypeなどスマホ的使い方は可能ですし、UIがなかなか楽しいのですが、スマホに対する優位はあまりありません。あくまで「〜も出来る」というレベルです。
有機ELを活かしてビデオプレイヤーとして使うのがベストだと思いますが、独自規格のメモリーカードのためVita本体をUSBでPCに接続しなくてはならず、しかもマスストレージとして認識されるわけではないので「コンテンツ管理アシスタント」をPCにインストールする必要があります。

どうせならMedia goが使えれば面倒が少なくていいのですが、上述の通り非対応な模様。「一つのソニー」を謳うのであれば、XperiaもウォークマンもPSVitaもまとめて管理できるソフトをどーんと作って欲しいものですが……無理なんだろうなあ。

たぶんメモリーカードの件も含めて、コピー防止用なのでしょう。汎用のメモリーカードだとPCで読み込めてしまいますし、Media goはPCのフォルダにそのままファイルを保存するため解析の足がかりにしやすいからではないかと推測します。

 

nasne用プレイヤーとしてのVita

これが一番の目的だったわけですが、目論見通りのナイスなアプリでした。PS3のtorneアプリをリモートプレイで操作しているかのような感触で、しかも無線LAN越しなのに動作が非常にキビキビしています。チャンネル切り替えも思っていたよりずっと速く、家庭内で使うならポータブルTVとして十分使えます。録画済み番組を再生する時も、ネットワークを介しているとは思えないレスポンスの良さです。

ちなみに、PS3にtorneを繋いでいてもそちらが使えるわけではなく、あくまでnasneしか使えません。汎用DLNAプレイヤーというわけでもありません。その代わりにこの快適さということであれば、個人的には大歓迎です。Vitaとnasneをもう1台ずつ買ってしまおうかと一瞬悩むぐらいです。

nasneをお持ちなら、Vitaを検討する価値は十分にあります。

 

結局どうなのかというと

ぼくのようなガジェット好きにはなかなか楽しいアイテムです。短寿命だの焼き付きだの言われますが有機ELはやはり綺麗だし、ゲームもnasneとの連携っぷりは素晴らしいのひと言。

ただ(上述したとおり恐らくセキュリティのため)独自規格のメモリーカードであることから、32GBより容量が多い物がない・価格が高い・データ出し入れが面倒という三重苦を抱えてしまっています。

特に価格は辛い。当然ながらヘビーに活用する人ほど動画やゲームをメモリーカードに入れるわけで、32GBのmicroSDが2,000円かそこらで買えてしまう今、同じ値段で4GBか8GBしか買えません。32GBだと8,000円ぐらいします。さほど大流行しているとも思えないゲーム機専用のフラッシュメモリなので値下がらないのでしょうが……。

ガジェットとしてもゲーム機としても、このメモリーカードの制限は足を引っ張ってしまっているように思います。どうせVitaでしか使えないのだから、赤字覚悟で思い切った価格で出す手もあるのではないでしょうか。せめてスターターパックには32GBがセットとか。

 

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