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お手頃(?)国家資格、ITパスポートを受けてみた。

ITパスポートという資格をご存じだろうか。
ITパスポート試験
https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html

IPA(情報処理推進機構)が主催するITスキルの国家試験であり、通産省の「共通キャリア・スキルフレームワーク」ではすべての基礎に当たるレベル1に位置づけられている。ちなみにレベル2が基本情報技術者試験、レベル3が応用情報技術者試験、レベル4はネットワークスペシャリストやITサービスマネージャなど専門分野に特化した試験などである。

デジタルモノは大好きだがプログラミングは大の苦手、特にITに深く関わる仕事もしていないのだが、過去問を見てみると何となく自分でもすぐできそうに思えたこと、受験料も税込み5,100円とさほど高くないので、ちょっとした好奇心で挑戦してみることにした。

なお、下記の内容はあくまでぼくが申し込みをし受験をした2012年2月~4月のものであることをお断りしておく。

1. 申し込みと準備
上述のサイトで利用者IDを取得し、日時を選んで受験料をクレジットカードなどで支払えば申し込み完了。
ちなみに会場や日程は試験6日前になると確定してしまうが、それ以前なら変更が可能。このあたりの手続きはすべてオンラインで行えるのでとても話が早い。
参考書としては、とりあえず読みやすそうな本を一冊読破して、足りないと感じたら本を追加する方針で、まずはこれを選んだ。

結局、この本を通読して付録の過去問を一通り解いただけで本番を迎えた。

2. 当日必要なモノ
・確認票
申し込み完了するとダウンロードできるようになるPDFで、試験会場や日程、受験番号や利用者ID、確認コードなどが記載されている。
試験用のコンピュータにログインするために必須であり、これを印刷して当日持っていく。印刷環境がない場合は受験番号、利用者ID、確認コードをメモしておいて、会場で申し出る必要があるようだ。
なお、印刷した確認票は試験用コンピュータへのログイン完了後に回収される。

・身分証
確認票と合わせて本人確認に使われる。運転免許やパスポート、学生証や社員証など写真の付いたものである必要がある。

・その他
ハンカチ、ティッシュ、目薬、時計(計時機能のみ)は持ち込み可。筆記用具、計算問題に必要なメモ用紙は会場で用意されており、メモ用紙は試験後に回収される。

3. 試験について
CBT(Computer Based Test)なので、解答はすべてマウスで選択肢を選ぶ方式。文字サイズの拡大縮小、背景色や文字色の調節、後で見直したい問題にピンを付けたり解答漏れがないか一覧できたりなど、配慮はそれなりにされている。ただ、文字を大きくするとスクロールが面倒なのでもう少しディスプレイの解像度が高いと良かったのだが。

ITパスポートは、先に述べたとおり基本情報技術者試験や応用情報技術者試験などの基礎という位置づけで、三つの分野から基本的な問題が出る。基本的と言うだけあって用語の定義を問うものが大半で、計算や思考を要するものはあまり多くない。

・ストラテジ系:ITガバナンス、マーケティングミックスなどの経営に関わる用語。試験の名前からすると比率が高くなさそうだが、しっかり出る。社会人としての常識という扱いか。

・マネジメント系:ウォータフォールモデル、プロトタイピング、スパイラルモデルの違いなど、システム開発プロジェクトの進め方などに関する問題。

・テクノロジ系:コンピュータの五大装置、FIFO/LIFO、データベースの排他制御、S/MIMEとは何か、というような問題。正直な話、この手の問題しか出ないものだと思っていた。
これら三つの分野で全100問(ただし、点数に影響しない調査用の問題も入っているらしい)。
1000点満点中600点、および三つの分野ごとに1000点満点で300点以上とれば合格。

4. 結果
採点は「試験終了」ボタンを押すとすぐ行われ、基準点を超えているかどうかはすぐ分かる。あくまで「合否は経済産業大臣が判定します」ということなので、まだ正式に合格というわけではないが。
ぼくの場合は、思ったほど良くはなかった。基準点はちゃんと超えたが……。正直、テクノロジ系分野で満点がとれなかったのがちょっと悔しい。

5. まとめ
初歩の初歩とはいえとりあえずは国家資格なので、履歴書にも書きやすい。
試験のコンセプトが「社会人として最低限必要なスキル」であり、別に自慢できるようなものでもないのだが、逆に言えば持っていて損のない資格でもある。受験料+参考書1冊でとれるちょっとした資格としてはなかなかお手頃だと感じた。

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