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男ふたりの東北ぶらり旅・1日目「ご旅行は計画的に。余裕のある行動プランを」

以前書いた通り、Fans:fansで募集していた「がんばろう!日本 国内旅行振興キャンペーン ~日本の夏を元気に、旅で笑顔に。~」に当選して、8/28〜29の日程で鶴岡・酒田に行ってきた。ツアーのコンセプトは「映画の舞台を訪ねて」、映画のロケ地などを巡る旅だ。
ひとり旅も悪くないのだが、同行者として友人Jを誘った。男ふたりの気楽な珍道中、旅番組好きの自分としてはのっけからソソるシチュエーション。ともかくワクワクして出掛けた。

初日は「庄内映画村」のある鶴岡に向かう。鉄道にあまり詳しくないのでてっきり「つばさ」で山形に出るものだと最初は思っていたのだが、上越新幹線で新潟に出て羽越本線で鶴岡入りというルートだった。「MAXとき」と「特急いなほ」の組み合わせだ。約20年ぶりに乗る上越新幹線にはちょっと感慨深いものがあったが、新潟駅での乗り換え時間が9分しかなく、かなり慌ただしかったのが残念。

そんなこんなで鶴岡駅に到着し、レンタカーを借りてまずは腹ごしらえ。下調べで良さそうだと思った「家庭料理 菜ぁ(なぁ)」という店に行ってみたら、写真の通り臨時休業……。初っぱなからつまずいてしまったが、気を取り直して別の店へ。ちなみにこの「菜ぁ」、看板が小さくてちょっと分かりにくいので、行ってみようという方はご注意を。

次に向かったのは羽黒山にある「Zuisin門」。食事処兼土産物屋といった感じで、ここで鶴岡名物「麦切り」を初めて食べた。麦切りは平べったいうどんのようなもので、平べったいゆえにのど越しが良くツルツルと食べられる。ちょうど天気が良く暑い日だったので、美味しく涼しくいただくことができた。

デザート代わりに柿酢(これも美味でした)を飲んでいたら、羽黒山の「国宝 五重塔」「天然記念物 爺杉」の話題になった。ちょうど店から歩いて10分程度とのこと。本来の目的(映画のロケ地巡り)を果たせないままだいぶ時間も押していたが、国宝や天然記念物を見る機会を逃すのももったいない。往復30分もあれば大丈夫かと踏んで行ってみることにした。


門をくぐると、一目見た瞬間にうんざりするほど長い下り階段。途中で曲がっているので門からだとどこまで下っているのかも分からない。しかも、すれ違う人がかなりの確率でグロッキー。下るのならすなわち「帰りは上る」わけで、往復に予想以上の時間が掛かった上にヘトヘト。自分の運動不足が悪いのだが、アレはきつかった……。

ただ、平将門が建立し、最上義明が改修したといわれる五重塔は見事なものだったし(森の中にぽつんと五重塔だけが建っている様はなかなか興味深い)、樹齢一千年を越えるという爺杉は、こういう樹なら精霊なんてものがいても不思議ではないだろうなと思わせる威容を誇っていた。苦労した甲斐はあったと思う。

ここで、実際に行ってみようという方にひとこと。
「門から10分」というのは、あくまで健脚な人の10分。運動不足だと、特に帰り道は時間が掛かると思う。また、階段の長さもさることながら、敷き詰めてある石の大きさや形がかなり不揃いで歩きにくい。ヒールのある靴やサンダルなどで行くのはお勧めできない。

さて、思わぬ寄り道を終えていよいよ庄内映画村。
ちなみに、ひとくちに「庄内映画村」と言っても、映画村本社や庄内映画村資料館のある松ヶ岡開墾場と、撮影に使われる庄内映画村オープンセットに分かれていて、両者の距離は車で15〜20分ほどある。そもそも鶴岡の市街地からも車で30分ほど掛かるので、シャトルバスを利用するのが良い(今回はその辺を調べる前にレンタカーを予約してしまっていたので乗らなかったが)。

まずは羽黒山から近い方、ということでオープンセットに向かったのだが、ここで第2のアクシデントが発生。なんと駐車場の入口に「本日は閉園いたしました」の文字。まだ16時過ぎだったので、「え、17時までじゃなかったの?」とあれこれ確認してみると、確かに17時閉園、ただし入場は15時30分まで! 嗚呼、なんてこったい……。

こうなったらせめて資料館の方だけは、ということで、Jが電話で特に入場の時間制限はないことを確認してくれたので、慌てて資料館へ。道が混んでいなかったのも幸いして、どうにか16時45分頃に辿り着くことができた。

到着した頃にはすでに撤収を始めていた庄内クラフトフェア(27、28日に行われていた陶器など工芸品の作家が集まるイベントで、できればこれも見てみたかった……)を後目に、資料館に入る。
残念ながら資料館内部は撮影禁止だったが、「おくりびと」で使われた棺桶などの小道具、「スキヤキウェスタン・ジャンゴ」の衣装など、スクリーンで見られるかもしれないものだけでなく、従撮画(従撮画家という専門職の方が撮影風景を絵にしたもの)や撮影スケジュール表、衣装のリストなど裏方の道具まで置いてあり、とても興味深かった。

資料館を後にして、今日の宿、湯野浜温泉「亀や」へ。十階建て近辺ではかなり大きい建物で、内装もロビーやラウンジは旅館というよりホテルっぽい。旅館と聞いて想像していたイメージ(低い建物で玄関くぐってすぐ靴を脱ぐ、とか)とはちょっと違ったが、気負わずに済む落ち着いた雰囲気があってこれはこれで良い。

亀やのサイトによると、我々の部屋はスーペリア(和室12畳、定員6名)だった。2人で使うには広すぎるぐらい。また、全室オーシャンビューが売りなのだが、我々の部屋が上の方にあったこと、天気が良かったことも相まって、日本海に沈む夕陽が感動的なほど美しかった。まさに「映画のような風景」だ。
二人して、仲居さんの説明も話半分という感じで写真を撮りまくってしまった。湯野浜海岸の夕陽が「日本の夕陽百選」に選ばれていることを後で知って、とても納得した。

旅行の前後に大雨があちこちで降っていたことを思うと、この旅行の期間だけ晴れていたのは僥倖だった。

夕飯は地元で取れたカレイや、鯛しゃぶ、鯛のお造りなど豪華な料理を部屋でいただいた。写真が上手く撮れなかったのが残念だが、まさしく旅番組の夕食のシーンそのものという感じであり、贅沢な気分に浸ることができた。

そして温泉である。亀やには大浴場、檜風呂、露天風呂の三つがあり、男湯はそれらが一つにまとまっているため分かりやすい。泉質は塩化物温泉で、温泉は好きだけど硫黄のにおいが苦手、という方でも大丈夫。夕飯の前と後に入ったが、夜風が心地よくて露天風呂ばかりつかってしまった。なぜかJがジョン・レノンの”Give Peace a Chance”を唄い出したりして、夜が更けていった。[続く]

この旅行の記事に使われている写真はこちら。

20110828 – 映画の舞台を訪ねて

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