※リンク先のアルバムをアップデートしました(K100Dの画像が含まれていたので……)
iPhoneの予約に漏れた勢いで半ば衝動買いしたリコーのGX200を使い始めてちょうど4ヶ月。最初は正直なところ「失敗したかな」と思ったところもあったが、今や気がつくとカバンに必ず入っている。
そんな中でGX200をさらに買ってしまったわけで、自棄っぱちにしてはずいぶん張り込んだし、モトを取らなきゃ、と思って使い始めた。
良い点
・絶妙なサイズと形状
握りやすくホールドしやすいが、カバンに入れれば邪魔にならない程度のサイズ。これより大きいと持ち歩くのが億劫だし、小さいとホールドしづらい。
・広角
24mmはやはり広い。使いこなすのは大変だけど面白い。歪み補正はあまり好きではないので使わない。
・スクエアフォーマット
いっしょに買ったVFは使わなくなったけど、正方形の構図はなんだか撮りやすくて気に入った。RAWで撮れるのも良い。
・マクロ性能
これはもうリコーの伝統芸とも言える(マクロの強さは当然期待して購入した)が、個人的にスクエアフォーマットとマクロモードの相性が良い気がする。
・バッテリの保ち
DSC-T2やW60にはちょっと見習って欲しいぐらいのバッテリ持続時間。ぼくの使い方だと忘れた頃に充電すれば済むぐらい
・操作カスタマイズ性
いろんな設定を覚えてくれるMYセッティングが3つあり、FnボタンやADJレバーで設定できる項目も選べる。とっかかりは複雑だが、一度気合いを入れて設定してしまえばかえって楽になる。
頑張って欲しい点
・高感度ノイズ
がんばっているのは分かるし、比べるべきではないことも分かるのだが、やはりデジタル一眼レフと比べてしまうとどうしてもノイジーに見える。とはいえ印刷はほとんどしないし、十分と言えば十分なのかもしれない。
・メディアへの書き込み速度
前機種よりは速くなった(おかげでRAWの連続撮影が可能になった)ようだが、できればこういうスピードはもっと磨いて欲しいと思う。オートブラケットが速くなると、ぼくのように腕に自信がない人間の救済になるので……。
・さらなる広角
広く写れば写るほど難しいけど面白い。ワイコンなしでも18ミリぐらい写るとすごく楽しそう。歪みも無理に補正せずに残した方が味のある写真になるに違いない……など、妄想がふくらむ。
GX200は、デザインは地味だし、顔認識や防水、動画のようなヒキのある機能はないが、逆に「撮る」という行為をハッキリと意識させる存在感があるカメラだ。
誰かと遊んだりする時はT2でスマイルシャッターを使うだろうし、水辺に行くならW60がお供だ。遠くの猫を逃げられずに撮りたい時はS10に頼るし、画質を求めるならK10Dを選ぶ。
でも、「何か撮りたい」かつ「荷物は小さめに」と思って出かける時は、迷いなくGX200だ。撮った写真で楽しむのではなく、写真を撮ること自体を楽しむカメラだと思う。
ぶっちゃけてしまえば、「GX200で撮ると作品を撮ってる気分になれるのでとてもハッピー」というのがぼくの結論だ。
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